前回、日本では買えない日本映画を3つご紹介しました。
今回はそのアニメ版です。
前回と打って変わって、あっ、かるーい話です。
(°▽°)
長くなったので、今回は1本のみ。
ARIEL
笹本祐一さん作の小説(ライトノベルの元祖?)です。
ARIELの容姿を伝える為に敢えて4巻を選択 (^_^)
- 作者: 笹本祐一,鈴木雅久
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/06/06
- メディア: 新書
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国立科学研究所ことSCEBAI(スケベイ Science、Chemical、Electronics、Biochemical and Aerospace Industry)の所長、岸田博士は、女性型の巨大ロボット兵器ARIEL(エリアル All Round Intercept & Escort Lady:全領域要撃/支援レディ)を開発し、そのパイロットに姪の美亜と孫の絢と和美の3人を指名する。
その頃、銀河帝国から惑星侵略業務を請け負う三流侵略企業ゲドー社は銀河辺境にある恒星系を侵略すべく、アバルト・ハウザー艦長率いる大型宇宙戦艦オルクスを派遣し、太陽系に到着したハウザーは第三惑星すなわち地球に向け、侵略の開始を宣言する。
レディである必然性なんて考えたら負けです。
エンディングテロップではエリアルのシャワーシーンも。
ええ、全長40mの。
女性型ロボットの。
あ。安心してください、履いてますよ。(逆に何故?)
1983年の雑誌掲載から、雑誌の休刊・書き下ろしへの移行を経て、2004年に完結。
(2007年以降にサイズを変えて新書で再刊行されたりもしましたが)
52話という一応TVの4クール・1年分という想定の下、刊行されました。
星間航行も出来る技術をもつ宇宙人と技術的には確実に劣るはずの地球人とが対等にやりあう理由付けとして、宇宙人側が侵略を請け負う零細企業であり、侵略業務中に出る補助金目当てに出来るだけ長期間で侵略しようと手を抜いている とか、
侵略に用いる「降下兵」の外見がもろ怪獣とか、
故に艦長よりも経理部長の方が権限が強いとか、
その経理部長(女性)が艦長に対してツンデレであるとか、
その経理部長の見合い結婚を「卒業」のごとく艦長が奪いに行くとか、
地球人側も科学研究所が勝手に作ったロボットを巡って自衛隊と争うとか、
長髪なのは放熱用に必要とか、
でもモデルになったのは亡くなった博士の妻であるとか、
その妻が亡くなった長崎への原爆投下を阻止しようとするタイムトラベラーとの騒動に巻き込まれるとか、
エリアルのパイロットと宇宙人の地球拠点がボロアパートの隣部屋同士とか、
最後には博士が人類の全権大使となって交渉するとか。
正確な取材(趣味?)に巧妙に混ぜられた、妙に現実味のあるフィクションで何でもありで展開する物語です。
そのエリアルは2回、それぞれ前後編で映像化されており、ビデオとLDで販売されました。
【1989年】
ARIEL VISUAL1 SCEBAI最大の危機(前編)
ARIEL VISUAL2 SCEBAI最大の危機(後編)
【1991年】
DELUXE ARIEL 接触編 THE BEGINNING
DELUXE ARIEL 発動編 GREAT FALL
もちろん、なんでもありで展開する全52話を映像化できるはずもなく、原作の初期段階で映像化されたので、このOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション。この略称すら懐かしい・・・)用の脚本を原作者・笹本祐一さん自らが作成されました。
DVD ARIEL (US版)
で、日本ではDVD化もされてない本作ですが、何故かアメリカでは2003年にDVDとして発売されました。
何だろう、この怪獣映画感・・・(°▽°)
DELUXE ARIEL 接触編 THE BEGINNINGのジャケットを転用したようですが、ARIELのフォントが。。。
1枚に全4編全てを収録しています。
リージョン1のため、日本向けプレイヤーでは再生できません.
専用のリージョンフリー機や該機能を有するPCソフトが必要です。
英語字幕は一部の焼き付け字幕を除き、非表示に出来ます。
例えばエンディングのスタッフテロップに英語表記が若干被るぐらい。
ま、画質はDVD/LD時代のモノをDVDに詰め込んでいるので、期待してはダメ。(°▽°)
ほぼ30年前の作品を今見れるだけでも有難いというシロモノですね。
山手線トランポリン計画・・・あー懐かしい。
このDVDは海外DVD/Blu-ray通販サイト DVD Fantasiumでも既に廃盤。
Amazo.comで最後の1枚となっています。($22、日本への発送可)
Amazon.com: Ariel: Movies & TV
米Amazon.com の商品は比較的簡単な英語力で日本からも購入することが可能です。
ちなみに、Amazon.co.jpではプレムア価格をつけて販売しているところも。
- 出版社/メーカー: Us Manga Corps Video
- メディア: DVD
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笹本祐一さんの他作品も御紹介
私の笹本祐一さんのファン歴は長く、それこそ30年?
リアタイではないとこもありますが、デビュー作の妖精作戦から読んでます。(あ、歳バレる)
未だ認知度が高そうなのは、ミニスカ宇宙海賊の作者としてでしょうか?
- 作者: 笹本祐一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
- 購入: 3人 クリック: 5回
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アニメ「モーレツ宇宙海賊」の原作です。
TVシリーズ「モーレツ宇宙海賊」Blu-ray BOX 【LIMITED EDITION】
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: Blu-ray
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ちなみに、この「モーレツ宇宙海賊」は海外版Blu-rayも出ており、そちらであれば国内21000円に対して、1/3以下の6500円で購入可能。
モーレツ宇宙海賊 コンプリート / Bodacious Space Perates: Complete Collection [Blu-ray] [Import]
- 出版社/メーカー: Section23 Films
- メディア: Blu-ray
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リージョンAなので、日本向けプレイヤーでも再生可能。
アニメ作品の海外Blu-rayによくある「強制字幕」などもなく、日本語音声時の字幕非表示も可能です。
長くなってしまったので、その2、その3は別記事にて。
リージョンって何?という方はこちらをどうぞ。
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