得易Pontaは台湾で展開されているPontaポイントサービスです。
台湾の得易Pontaと日本のPontaには相互利用のルートがあります。
(ただし一方通行です。詳しくは後述します)
2015年には日本でのPonta対象店舗での使用で台湾の得易Pontaの貯まる仕組みができました。
それに続いて、日本のPontaでもPontaアプリ(2016年11月1日更新のVer2.1以降)を用いることで台湾の得易Ponta対象店での提示でポイントが貯まるようになりました。
Ponta(日本)と得易Ponta(台湾)とでPontaのカード番号が異なる為、日本のPontaカードを台湾で提示しても読み込めません。
Pontaアプリ内で専用の得易Ponta番号が充てがわれますので、スマホが必要です。
台湾でも、Ponta。 - 台湾でたまる・つかえるお店一覧に台湾内で使用出来る店が載っています。
訪台時によく見かけ、使う機会が高そうなのはHi LifeやOK Martなどの現地コンビニチェーンかと思います。
ちなみに、台湾ではセブンイレブン、ファミリーマートはアホ程見かけます。
そーいやーローソンは見かけないですね。
今回の訪台で高雄のHi-Lifeで利用を試してきたのでレポートします。
Hi-Life独自のPontaカードの広告もありました。
得易Pontaへの切替はアプリ内で、
「設定」→「海外でもたまる、つかえる」→「得易Ponta(台湾)」を選びます。
すると、このアプリ内で得易Pontaの番号が付与され、レジで提示すれば店員さんがPontaを読み取ってからレジ操作をしてくれます。
おおよそ2日後の付与なので、今回は最終日の高雄で使用したこともあり、訪台中には付与されませんでした。
が、提示するのにやや難ありなのは、デジタルカードの提示は通信環境下でないとエラー表示されます。
つまり、ホテルとかの通信環境が万全な状態で切り替えてから街中のHi-Lifeに行っても得易Pontaの画面が維持されず、使う瞬間に通信環境下にないといけません。
ローミングで高額の通信が発生しないよう機内モードなので運用している場合はHi-life店内の無料LANがありますのでその場で無料LANへのアクセスに許可を与えて切り替えましょう。
使用分に応じて、一旦得易Pontaとして貯まったのち、一定期間ごとに日本のPontaに自動変換されます。(10得易Ponta =1Ponta)
ポイントを貯める場合 1台湾元 NTD ≒3.55円とします。
- 10 NTD(35.5円)の使用で得易Ponta 3ポイントが付きます。
- 最終使用月の翌月15日までに貯まった得易Pontaは10得易Ponta=1Ponta (日本)に自動変換されます。
- つまりキリがいい数字で比較すると、100NTD(355円)の使用で得易Ponta 30ポイント=日本のPonta 3ポイント
つまり355÷3 = 約118円で1 Ponta(日本)となり、100円で1ポンタ付与される日本よりもレートは悪くなります。
ポイントを使う場合
- 25得易Pontaで1 NTD(3.55円)として使用できます。
- 使う場合は全ポイントの使用のみに限られます。
- 例えば、会計額が10NTDの場合、得易Pontaに20NTDに相当する500得易Pontaがあれば、その中から5NTD相当分として125得易Pontaのみを使うとかは出来ず、問答無用で10NTD相当分として250得易Pontaを使うしか選択肢がありません。
- つまり300得易Pontaがあれば、それは台湾内で12NTDとして使うことが出来て、42.6円に相当します。
- 300得易Pontaを日本のPontaに変換すると30Pontaとなり30円相当になります
- 従って、台湾で集めた得易Pontaは台湾内で使うのが有益ともいえます。
が、そこで足枷になるのは「最終使用月の翌月15日までに貯まった得易Pontaは10得易Ponta=1Ponta (日本)に自動変換される」というルール。
これは自動かつ変更不可のルールなので、得易Pontaのままでキープして貯め続けるということが出来ません。
つまり台湾での得易Pontaとして維持し続けるには月1回は台湾内で得易Pontaとしてポイントを貯め続ける必要があります。
定期出張や台湾在住の方以外は避けられそうにない自動交換条件ですね。
ちなみに上記はレートが1NTD = 3.55円の場合です。
レートが1NTD = 2.5円とかになると、100NTD(250円)の使用で得易Ponta30ポイント(日本のPonta3ポイント)となるので、250÷3 = 約83.3円で1Pontaと日本より交換レートは高くなります。
勿論、逆に300得易Pontaを使う場合、台湾内で12NTD =30円と同額になり、2.5円よりレートが下がると日本で使用した方がお得です。
ま、台湾内の得易Pontaとして留めることが出来ないシステムなので、どうあれレートが2013年以前の1NTD=3.0円以下になってくれれば、台湾での利用時にはお得ですね。
日本の経済的にはあまり宜しくないかもしれませんが。(笑)
台湾の方も得易Pontaのアプリがあり、日本のiTunesにも存在します。
同様に、このアプリ内で日本のPonta番号が設定されて、そちらに切り替えることで得易Pontaを持つ人が日本で使用した際に日本のPontaを貯められるシステムになっています。
それを用いて台湾 得易Pontaユーザーとして新たに登録できるかどうかもちょっと調べてみましたが、台湾内での電話番号が必要だったりして、ハードルが高めです。
台湾の方が日本でPontaを取得し、台湾の得易Pontaに交換するレートは
日本のPonta 1ポイント→台湾の得易Ponta 4ポイントとなっています。
逆ルートは、台湾の得易Ponta 10ポイント→日本のPonta 1ポイント とレートが異なりますね。
一瞬、相互交換ができそうに見えますが、いずれもアプリを介して一旦それぞれの地域のPontaを取得してからの交換になり、それが行えるのはそれぞれのPonta会員のみ。
そして、各地のPontaの取得は、現地の電話番号などの情報が必要で、ほぼその地域に住まないと入会が出来ません。
実質的には一方通行ですね。
ちなみにJALではマイルを日本のPontaに変換できますが、台湾の得易Pontaへ返還することもできます。
JALマイレージバンク - 「得易Ponta」ポイント特典(マイルをつかう)
ただし、これも交換時に台湾内での電話番号が必要だったり、台湾での国民番号または外国人居留書IDが必要だったりしますので、台湾の方や台湾在住の日本人にしか使えません。
その上で交換レートは以下の通り。
- 3000マイル → 14000得易Pontaへ(日本の1400Pontaに相当、交換レート0.47)
- 現在実施中の必要マイル数が少なくて済むキャンペーンに乗っかれば、2000マイル → 9000得易Pontaへ(日本の900Pontaに相当、交換レート0.45)で交換可。
いずれもJALマイルからPontaに直接変換した際の以下のレートより低いです。
敢えて苦労して台湾の得易Pontaに変更するメリットはありません。
- 5000マイル以上10000マイル未満で5000マイル=2500Ponta(交換レート0.5)
- 10000マイル以上で10000マイル=10000Ponta(交換レート1.0)
ま、台湾旅行中でもPontaが貯まる機会があるだけラッキーと思って使いましょう。