チャイナエアラインのマイルは他人に譲ることが出来ます。
が、ちょっと面倒です。
- 譲渡は何親等以内の家族のみといった制約は全くなく、見ず知らずの他人にも譲渡可能です。
- ただし、自分のマイルとは合算が出来ず、足りない分だけ譲ってもらうことはできません。
- 互いにチャイナエアラインのマイレージシステム、Daynasty会員である必要があります。
- 譲渡された特典はチャイナエアライン特典航空券、アップグレードのみに利用でき、スカイチームの特典航空券には充足出来ません。
- 便名が9から始まる=日本で言えばJALとの共同運行便は予約できません。(これはその人のマイルでも、譲渡されたマイルでも同じです)
- 事前に譲渡する人を登録する必要があります。
どういうことかというと、、、
例えばAさん(80,000マイル所有)、Bさん(30,000マイル所有)の方がいて、AさんのマイルをBさんに譲渡する場合。
- まずAさんはチャイナエアラインにBさんを譲渡先として登録する手続きが必要になります。
- Aさんが譲渡するのは例えば50,000マイルと指定して譲渡はできません。
- 例えば近距離のエコノミー往復特典36,000マイルがBさんが必要な場合は、近距離のエコノミー往復特典として36,000マイルのみが譲渡されます。
- 足して110,000マイルあれば、長距離エコノミークラスの往復に必要なマイル数になりますが、合算できないのでそういった活用は出来ません。
- 40,000マイルあれば、スカイチーム特典のマイル数に達しますが、Aさんからマイル譲渡してもらうのはチャイナエアラインにのみ適用できます。 スカイチームを利用したい場合はBさん自身で40000マイルに達する必要があります。
つまり、1路線(成田ーホノルル)を除いては日本発着路線の就航地が台湾しかないので、譲渡されたマイルはほぼ台湾旅行に使うしかなくなります。
もしくは台北桃園経由で移動するかのどちらか。。。
で、以下の方法で譲渡を行います。
a) Aさんがオンライン上で譲渡先(Bさん)を登録できるよう、Aさんがオンラインサービスに登録します。 登録には必要用紙をFAX、郵送、e-mailで送ります。(と言いながら、e-mailの送付先は記載がありません。。。)
b) Aさんが譲渡先としてBさんを登録します。
c) AさんがBさんへ譲渡する特典の種類を選びます。
d) メールで譲渡された特典番号がAさん、Bさんに届きます。
(Bさんのマイルは増えません)
e) Bさんがチャイナエアラインのコールセンターに電話します。
f) 譲渡された特典番号を伝えて、その電話を通じて特典の予約を行います。
g) 発券手数料などは別途Bさんが自費で支払います。
コールセンターでクレジット番号を伝えれば、その場で決済も可能です。
h) 次回以降は c) 以降を繰り返します。
ね、面倒でしょ?(笑)
譲ってもらうのに、Aさんにやってもらうことが多い。。。
また電話を使うとか意外と超アナログなところも。
ま、勝手に他人にマイルを奪われない為には必要なんでしょうか?
a,b,cが手間なので、特にそこを具体的に示します。
まずは a) オンライン特典譲渡登録をしないといけません。
- 特典譲渡オンラインサービスフォームをダウンロードします。
- 下の例に従って記載します。Aさんがオンラインで登録作業をできるようにする為の申請なので、Aさんの情報のみ記載します。
- 記載が終われば、それとAさんのパスポートのコピーを添えてFAXか郵送でチャイナエアラインに送ります。
- カスタマーサポートに電話すればe-mailアドレスも教えてもらえます。(何故かHPには提示されてません)
次にb) 譲渡先としてBさんを登録します
- 数日後(最短翌日)に、AさんがチャイナエアラインのHPにアクセスして、会員でログインします。
- 特典の交換→譲り受け人の名簿設定からBさんを登録します。最大6人まで登録可能です。
- 「譲り受け人の登録」から入力フォームに従って BさんのDynasty会員番号、氏名、e-mailアドレスを入力します。
- 「このフォームに入力したEメールアドレスを 最新アドレスとして個人データに登録します」にチェックを入れるとBさんのメールアドレスの登録情報が変わります。 チェックするかどうかはBさんに確認しましょう。
- 送信を押して手続きを最後まで完了させます。
c)特典の譲渡方法ですが、これもAさんに行ってもらうことになります。
- Aさんが会員ログイン後に、特典の譲渡にアクセスします。
- 特典の種類として、チャイナエアライン/マンダリン航空(台湾国内線)のアップグレード特典か、特典航空券を選択できます。
- 特典航空券を選ぶと、同じページの下部に必要マイル数が表示されます。(上に往復の一覧表、下部に片道の一覧表が出てきます)
- 譲渡する航空券種、例えばエコノミークラス無料往復航空券1枚をBさんに譲るのであれば 35000の数字のところをクリックします。
- 受取人リストからBさんを選択する画面に移行しますので、その先の手続きを完了させます。
- Aさん、Bさんともに譲渡が完了した旨のメールが特典番号とともに送られてきます。
譲渡されたマイルの有効期限は1年間です。
なお、アップグレートの方を選ぶと路線とともに利用日の選択欄が出てきます。
つまりアップグレード特典の方は既にBさんが航空券を持っている場合に限り、譲渡可能です。
これ以降は上記に記載したように、以下のように進めます。
e) Bさんがチャイナエアラインのコールセンターに電話します。
f) 譲渡された特典番号を伝えて、その電話を通じて特典の予約を行います。
g) 発券手数料などは別途Bさんが自費で支払います。
コールセンターでクレジット番号を伝えれば、その場で決済も可能です。
h) 次回以降は c) 以降を繰り返します。
今回、私は譲ってもらう側だったので、Bさんでした。
Aさんでなくてよかったとつくづく思うほどAさんの負担が多いですね。。。
ありがとー。私のAさん!!!
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