Kickstarter、Indiegogoなどのクラウドファンディングの出資募集品を紹介させていただいています。
クラウドファンディングとは、製品やサービスのアイデアはあるけどその資金がないという人がネット上で広く世界からその資金を募り、製品化に向けて進めていくという取り組みです。
出身者には出資額に応じて見返りがあり、例えば製品化された時よりも安く手に入るとか、映画の出資を募っている場合は映画のクレジットに名前を載せるとか。
日本にもクラウドファンディング・サイトはあり、その1つのMakuakeにて、「この世界の片隅で」が出資を集めて映画化されたのが正にその例で、出資額に応じてエンドロールに名前が掲載されました。
片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援 | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)
ただ、あくまでも「出資」です。
まだ世の中にないものを作ろうとしているので、失敗することもあり、その場合は何も得られないケースもあります。(私も出資した全てが成功したわけではありません)
そういうリスクもあるというのを踏まえた上で、そうは言っても面白そうなことを考える人たちを支援したい、参加したい、手に入れたい、と思う方には魅力的です。
前置きが長くなりましたが、海外クラウドファンディングの場合、興味を持っても壁となるのはまずは英語です。(笑)
でも、そんなに難しいことはありませんので、その始め方を僭越ながら解説していきます。
まずはIndiegogoから。
【登録方法】
まずは右上のSign in から登録を行います。
Facebook にIDがある人は CONTINUE WITH FACEBOOKでFacebook IDと紐付けできます。
No posts without your premission とあるのでIndiegogoが勝手にFacebookに投稿することはありません。
Indiegogoに新たに登録する場合は 入力フォームに必要情報を入力して、CREATE AN ACCOUNTをクリック。
Sign me up for the weekly newsletter にチェックを入れると毎週Indiegogoから募集案件
(Indiegogoの場合、Campaignsと称しています)の紹介メールが届きます。
鬱陶しいと思うなら、チェックを外しましょう(笑)
【Campaignsの探し方】
上部にある検索窓に英単語(iPhone caseとか)を入力するか、Exploreをクリック。
すると、Campaignsのカテゴリー一覧が表示されます。
どのカテゴリーとして出資を募るかは募集者に委ねられるようです。
例えば何かしらの技術・機能を組み込んだiPhone caseの場合でもTechnology やDesign (Product Design)に載せるケースや、健康に効く電子製品とかの場合、TechnologyやHealthに載せるケースも。
また全ての説明は英語です。
従って、Indiegogoそのもののサイトで検索する手もありますが、Indiegogoのものを紹介しているサイト(日本語)から情報を得るのも1つの手です。
例えば、Techableとか。
Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト | Techable(テッカブル)は、国内外の最先端のスタートアップベンチャーを紹介するニュースサイトです。
各プロジェクトはこんな感じで、イメージ写真、タイトル、概要、現在の出資総額、出資額、目標額に対する棒グラフ、目標額への達成率、Campagnsの残日数の順で表示されます。
一番左のNaptaime(スマホと接続するアイマスク、睡眠のモニタリング、寝起きのいいタイミングで起こしてくれる)だと、12.24現在で$28,363 USD 集めていて、目標額$30,000 USDまであと少しの95%まで到達。出資締め切りまであと20日となります。
一番右のMAETAR (スマホと連携する肉の温度計、オーブン料理やBBQの時に中まで火が通ったかどうかを知るのに使う)だと、InDemandとなっています。
これは既にそもそもの出資キャンペーン自体は終了していますが、更に延長して出資を受け付けているキャンペーンで表示されます。
MAETERも2015年10月22日に目標額の1251% (!)を集めたキャンペーンが継続して出資者を募集しています。(BBQ好きだね、アメリカ人。偏見)
中には、このInDemandのシステムをプレ・オーダーとして使っているキャンペーンもあるようです。
ただし全てのキャンペーンが出資期間終了後にInDemandを行うとは限りませんし、出資期間よりも出費が高くなるケースがほとんどですので、気になるキャンペーンは出資期間中に出資を判断する方が得策です。
【Fixed GoalとFlexible Goal】
出資を募る目標額 / Goalをいくらにするかは各キャンペーン次第ですが、その目標額・出資の募り方には2種類があります。
(1)Fixed Goal
- 目標額に達した場合のみ製品化に向けて動き出します。
- 出資した目標額未達の場合、出資した金額は戻ってきます。
(2)FlexibleGoal
- 目標額に達しなくても製品化に向けて動き出します。
- 出資した金額は戻ってきません
どちらのキャンペーンとして募っているのかは各キャンペーンの詳細を見た際に、
出資状況を示す棒グラフの下に、記載があります。
例えば、先に示したNaptaimeの場合、出資金額の進捗、95% of $30,000- の後に flexible goalとありますので、目標額に届かなくても届いた出資金を元に製品化を目指すようです。
【出資(PERKS)】
気になったキャンペーンを支援したい、 成果品を手に入れたいと思ったら出資します。
Indiegogoでは出資のことをPERKSとしています。
例えば、本日同時に紹介したMugginoの場合。
こちらはFixed Goalなので、目標額の$30,000-に達しなければ製品化をキャンセルします。
キャンペーン・ページの右側にPERKSの一覧があり、一番低い$59のPERKは200個限定で既に枠がいっぱいになってます。
その為、200 out of 200 claimed と表示されて、既に選べません。(グレイ・アウトしています)
$79の方を選ぶには、そのPERKSを選びます。(GET THIS PERK)
次に、送付先住所、支払い方法、Contribution Appearance の表示方法を選びます。
支払い方法は Paypal or Pay with Credit Cardと表示されていますので、使用したい支払い方法をクリックします。
Contribution Appearance とはIndiegogoのキャンペーンページに出資者はBACKERSとして一覧表示されるので、そこに出資者名(自分)の氏名を明かすか、匿名か、別名を使うかを意思表示することになります。
PayPalの場合、PayPalのページに移行し、支払いを継続します。
ちなみにIndiegogoのiPhoneアプリではApple payでの支払いも出来るように見えますが、日本とアメリカでシステムが違うせいなのかエラーになります。
【キャンセルは出来る? 】
出資後にキャンペーン期間中ならばキャンセル・払い戻しを要求できます。
過去は出来なかったのですが、変更されたようです。
ただ、もしかするとキャンペーン次第なのかも知れません。
キャンセルするには、Log in 後に右上の V マークから My contribusion を確認して、View Order Details から注文内容の詳細ページへ移動します。
右下にPayment のところに方法(Method)の舌にある REFOUND ORDER をクリックして、理由(注文を間違えた、違うPERKSを選びたい、もう待てないなど)を選んで進めていきます。
完了後、REFOUNDED に表示が変わっていれば払い戻しの受付は完了しており、7-10日後に返金されます。
今回、過去に出資したものの一向に進捗のないキャンペーンもREFOUNDできないか試してみましたが、ORDER LOCKEDになっていて、REFOUND ORDERの選択肢は表示されませんでした。 残念。。。
【STRETCH GOALS】
募集者によってはSTRETCH GOALS というのを設けていることがあります。
これはこの金額まで届いたら更に見返りを追加するというもので、ガジェット系だと大半が機能追加です。
以前紹介したYeCup365の場合、以下の機能を随時追加すると約束し、最終的には $372,234 USD (目標額の894%)を集めました。
- $200K = $200,000- では3色の色選択
- $250,000-ではアプリにYeCup365を探すトラッキング機能
- $300,000-ではどれだけYeCup365内の飲み物を飲んだかの液量検知
大体こんな感じで、詳細な説明を読まないといけない場合はありますが、手続きなどのシステム上では大きなハードルもなく、日本から出資を行うことが出来ます。
デジタル関係だと特に今まで見たことないモノ、IoTの新コンセプトなどもあり、新たなモノに触れられる、その一助を行えるというのは面白みが十二分にあると思います。
(私が技術系職だからというのもありますが。)
もちろん、これは無理でしょ?と思うようなキャンペーンもあり、未知の玉石混合状態だったりもします。
スケジュールを公開していても、その通りに進むことなんてまずあり得ません。
そういったのを楽しめるぐらいの気楽さがないとやってられません。(笑)
なにせ、最長で2013年に出費したキャンペーンがまだ届いてなかったりもしますから。
このキャンペーンのコメント欄は金返せの罵詈雑言、スラングがずらっと並んでます。
あ。そういった英語の勉強には役立ちます。( ̄∇ ̄)
興味があればお試しを。
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ちなみに、私はポイントサイトで得たポイントを現金、ANAマイル、Tポイントに交換して出資の元資金の一部に使っています。
ポイントサイトって何?という方はこちらへどうぞ。
ポイントサイトで得たのをTポイントに集約して、ダイソンの掃除機(約7万円)をほぼタダで手に入れたことも。
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