Cami App S デジタルノートはNeo Smartpenと併用してほしいデジタルノート
コクヨ デジタルノート CamiApp S はノートに書いた内容をデジタルメモとして保存できるデジタルノートです。
メモパットタイプと見開きで使えるノートタイプの形状違いで2種、そしてBluetooth4.0のiOS版とBluetooth 2.1+EDR /NFC対応のAndroid版の対応OS違いで2種、計4種がラインナップにあります。
Android版はNFC対応のAndroidケータイであれば近づけるだけでペアリングできます。
尚、コクヨ CamiApp S・ノートブック iOS版 NST-CAS-N5のみメーカー生産終了しており、在庫限りとなります。
2015年と古参の商品ですが、このブログでよく紹介しているNeo smartpen ネオスマートペンM1と併用して使用しています。
コクヨ デジタルノート CamiApp S とNeo smartpen ネオスマートペンM1、どちらも手書きデータをデジタル化できるという類似製品ですが、似ていても異なる特徴があり併用する価値があると思っています!
今回入手したコクヨ デジタルノート CamiApp S メモパッドタイプ iOS版を用いてレビューしていきます。
Cami App S:基本的な使用方法
使い方としては、シンプルです
- スマホとペアリング
- Cami App Sに専用のメモパットを貼り付ける
- 専用ペンで記述(記述中はオレンジのランプがつく)
- メモパットに記された「SAVE」マークをチェック
この「SAVE」マークをチェックすることでそれまでの筆跡内容がデジタル化されて保存されます。
筆跡データやその「SAVE」のノート上の位置は、専用ペンに組み込まれたコイルと専用パット間の電気信号のやりとりで Cami App Sメモパット上のペン先の位置を把握しています。
その為、専用ペンには【正規品】Neo smartpen ネオスマートペンM1 のようにカメラなどはなく充電不要です。
使用には専用ペン(付属)と専用ノート(別売)が必要です。
ノートは6mm横罫、5mm方眼、打ち合わせ記録の3種があります。
尚、 コクヨには手書きノートをスマホのカメラで読み取ってデジタル化するための位置合わせマークが印刷された「CamiApp」ノートというのがありますので、購入時には「Cami App S」用かどうかを確認しましょう。
Cami App S便利機能:「打ち合わせ記録」メモパットで議事録・面談記録を簡単にデジタル化
このコクヨ デジタルノート CamiApp S メモパッドタイプ iOS版を私が使用している理由は、コクヨ ノート デジタルノート CamiApp S用 メモパッド 打合せ記録があるからです。
この打ち合わせ記録のレイアウトは上部に日付、時間、タイトル、場所、メンバーの記入欄、真ん中に方眼の自由記入欄、下部にToDoの欄が設けられています。
例えば、会議などの際にそれらを記載してSAVEすると、、、
- 入力した日時の欄にGoogleカレンダーの予定が入力されます。
- そのタイトルはタイトル欄に記入した内容がテキスト化されて反映されます。
- このメモパット全体をPDF化してGoogleドライブに保存
- メモパット全体のテキストと上記PDFのGoogleドライブ上のリンク先が予定の詳細欄に入力されます。
はっきり言ってコクヨ デジタルノート CamiApp S のテキスト認識機能はとてつもなく、精度が低いです。
カレンダーへの反映が12:00-12:30と記載したのに、12:30-11:30となっているのは私の筆跡がひどく、「12」に見えず「11」に見えただけ、かもしれませんが、それ以外のテキスト部でも変換はボロボロです。
(あくまでも私の筆跡が悪筆なのは棚に上げます。。。)
でも、会議中のメモなんて大体そんなもんじゃないですか?(開き直りw
発言の1つ1つ取ってられないし、講義じゃないからメモに合わせて話してくれないし、、、
その為、その会議があった時間帯にタイトルとそのメモが画像としてPDF紐づけられて保存されているだけでも私は十分助かってます。
Cami App S応用:タグごとにアクションを変えることで会議ごとの振り分けも
これら会議記録のGoogleカレンダーへの反映、ドライブへの保存を行うにはアプリ側でGoogleアカウントとの連携を行うことが必須です。
その設定欄にアクションマーカー設定というのがあり、決められた数字を書くとそれに応じたアクションがSAVE時に行われます。
(三本線の白黒パターン配列でマーカーが違うのはCami Appノート用の方)
例えば、以下のようにしておきます。
- Googleカレンダー(打合せ記録用)、タグ:議事録
- Googleカレンダー(打合せ記録用)、タグ:議事録、D-project
- Dropbox
すると、メモパット上のアクション欄に「1」を書いてSAVE欄にチェックを入れると、Googleカレンダーに反映されるとともに、「議事録」のタグがつき、「2」を書いてSAVA欄にチェックを入れると同一のアクションに加えて「D-project」というタブも追加されます。
これらのタブを用いることでスマホを用いなくてもメモパット上で議事録を案件ごとに振り分ける事もできます。
尚、アクション欄に数字を書かずにSAVE欄をチェックすると「0」で設定されたアクションが実行されて、その欄が空欄ならばCami Appアプリ上に保存されます。
CamiAppSとNプランナーの使い分け
【正規品】Neo smartpen Nプランナー 2020年 デジアナ手帳 Sync with Googleカレンダー はこのブログでも紹介しており、記載した予定がGoogleカレンダーに反映されてデジタルとアナログの垣根を超える画期的な手帳と私は考えています。*1
【正規品】Neo smartpen Nプランナー 2020年 デジアナ手帳 と【正規品】Neo smartpen ネオスマートペンM1の組み合わせで行えるのは、今後行われる会議や予定などの入力・管理です。
一方でコクヨ デジタルノート CamiApp S メモパッドタイプとコクヨ ノート デジタルノート CamiApp S用 メモパッド 打合せ記録 で行えるのは現在進行中または過去に行われた会議や予定の入力・管理です。
【正規品】Neo smartpen ネオスマートペンM1と専用ノートでも会議の議事録などは取れます。
ただ、それをGoogleドライブに保存したり、そのリンクをGoogleカレンダーに反映させたり、タグ付けしたり、というのは出来ないことはないですが、手動で1つ1つ行わないといけなくて至極面倒です。
それをアクションマーカーで設定しておけば、人の手を介さずに自動で行ってくれます。
Cami App S まとめ
コクヨ デジタルノート CamiApp S メモパッドタイプ iOS版 はアナログの筆記データをデジタル化、テキスト化できる電子メモパットです。
充電必要な専用パット、充電不要の専用ノートと専用ペンとが必要です。
専用ノートの中でも特にコクヨ ノート デジタルノート CamiApp S用 メモパッド 打合せ記録を用いると、その記録がPDF化されてGoogleドライブに保存され、記入した時刻に行った打合せとしてGoogleカレンダー上に保存されます。
打合せや商談の議事録、メモを気軽にデジタル化、保存することができます。
難点はテキスト化は期待しないほうがいいほど成果が低いこと。
でもPDFとして保存されるので振り返りには十分とも言えます。
未来を記すNeo smartpen Nプランナー 2020年 デジアナ手帳 と【正規品】Neo smartpen ネオスマートペンM1。
過去を残すコクヨ デジタルノート CamiApp S メモパッドタイプとコクヨ ノート デジタルノート CamiApp S用 メモパッド 打合せ記録 。
併用することで弱点を補完できる組み合わせだと考えています。
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*1:2019年版は既に売り切れ、2020年版の予約販売がスタートしています。